お花屋さんと、お菓子屋さん

朝、開店して、わあーっと慌ただしくなっていると、
「お花のお届けでーす」という声。
振り返ると、ひとかかえもある、豪華なピンクの花の渦。
「フェリシアさまからです」
と、花の向こうから、配達の方が顔を出しました。
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私が好きな色でできた花束を抱き取ったとき、思わずぽろぽろ涙がこぼれました。
おかあさんが、驚いて、どうしたん、と聞いてくれたけど
どう、の内容を、うまく言えませんでした。

ありがとう、としか、言えないの。

プリザーブドフラワー専門店のフェリシアさんのオープンは、
琥珀茶菓の1ヶ月前。ほぼ同時期です。
こちらが開店して、すぐ、お茶を飲みに来てくれて、
「私、そこの花屋です」と笑いかけてくれた顔を、今も覚えています。

開店当初、さんざんいろいろ言われた私を、ずっと支えてくれました。
当時、コーヒーない店なんていらん、って言われるのはいつものことだったけど、
ある人に、「いつ潰れるんかな~っ♪て、みんな言うてるわ」
って目の前で言われたときは、さすがに落ち込みました。
身内からも、「今日もヒマですか(笑)」ってメールきて。
軽口のつもりだったとか、冗談だとか、そんな問題じゃないんです。
誰も私を信じてくれないっていう状況が、こんなにつらいと思わなかっただけ。

私が落ち込むたびに、フェリシアさんは
「琥珀さんは大丈夫ですよ!」と力説してくれました。
ここのお菓子のこと、あの人も美味しいって言ってた、この人も美味しいって言ってた、
って数え上げて、励ましてくれました。
私がしょんぼりしていると、
「みんな琥珀さんのこと応援してます」って、メールくれて。

店が軌道に乗るまでの一年近く、
自分自身を信じられなくなりそうな私を
「琥珀さんは絶対大丈夫!」って、ずっと信じてくれた。
そのおかげで、今があるんです。

本当に、
そばにいてくれてありがとう、としか、言いようがなくて。
どれほどたくさん、どれほど大きなものをもらってきたか、うまく言葉にできないの。

最後も、こうやって、お店を飾ってくれて、本当に、ありがとう。

お店、先にやめちゃって、ごめんね。ホントにごめんね。
まだ、なんにも返してないのにね。


 
 
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by kohakuchaka | 2016-03-14 20:38 | 雑記あれこれ  

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